プロジェクト2016.3【Super Sport XEBIO サッカーボールを届けよう!】

【Super Sports XEBIO】コラボ企画!サッカーボール350個を届けます。

スポーツ用品企業のゼビオ様とサッカーボールを届けるプロジェクトを進めています。

東南アジアでもサッカーは大人気。特に男の子の中には「将来はサッカー選手になりたい!」 と夢を話してくれる子にたくさん出会ってきました。

しかしサッカーボールは高級なもの、直ぐに買ってもらえるものではありません。

練習したくてもボールがない。もっと上手くなりたいけどボロボロのボールしかない。

こうした子にとってXEBIO様から頂いたボールは、夢を実現させるための宝物となったのです。

また日本のように室内で遊ぶものは殆どありませんので、子ども達は毎日外で遊びます。

このボールがあれば孤児院も保護施設も、そしてスラムも、もっともっと皆で楽しく遊ぶことができるでしょう。

■活動報告①(2016年3月)

マイアム テッ ヅェン(孤児院・治療施設)

  • 場所:ベトナム クチ県
  • 子供の数:125人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:125人のうち70人は病気で学校に行くこともできません。
    元気に動ける子が、寝たきりの子や学校に行けない子を助けながら生活しています。
    病気の主な原因は、ベトナム戦争で敵国が撒いた枯れ葉剤です。
    この後遺症は、戦争時生まれていなかった今の子ども達までも苦しめています。
    しかし障害があってもここの子たちはとても人懐っこく、いつも元気に笑顔で接してくれます。
    たくさんのサッカーボールで思い思いに遊んでいました。
    これでまた皆で楽しめるものが増えました。

※写真をクリックすると大きくなります。子ども達の素敵な笑顔を是非ご覧ください。

テレサ ファシュ(孤児院・治療施設)

  • 場所:ベトナム ホーチミン市
  • 子供の数:58人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:私たちがサポートしている施設の中で障害が最も深刻です。

  • 一年に数名の子が亡くなってしまうこともあり、先生も子ども達も悲しみを繰り返しながら生きています。
    主に目の障害を持った子が多く、全盲の子も複数いました。
    その中に13才の全盲の女の子がいます。この子は私たちが行くと毎回ピアノを弾きながら歌ってくれます。
    その透き通った音と歌声には、毎回感動させて頂いています。
    庭も校庭もありませんが、道端や部屋の中でとても嬉しそうにサッカーボールで遊んでいました。

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ロン ホアン クゥ トゥ(孤児院)

  • 場所:ベトナム ホーチミン市
  • 子供の数:90人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:男の子だけ90人が生活しているお寺が運営する孤児院です。
    お寺が1995年頃から孤児を預かるようになったのですが、その後は育てられなくなった子供をお寺の敷地に捨てて行ってしまう親が後を絶たないそうです。
    日本人とも縁が深く、定期的にお米を届けてくれる日本人がいると嬉しそうに話してくれました。
    ここはお寺の敷地がかなり広く、サッカーコートまで設置されていますので、子ども達は思う存分遊ぶことができました。
    みんな運動神経がいいようで将来が楽しみです。

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ファ ブォ(孤児院)

  • 場所:ベトナム ホーチミン市
  • 子供の数:80人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:こちらは女の子だけ80人、やはりお寺が運営しています
    とてもマナーのよい子ども達で、挨拶などの礼儀作法も徹底しています。
    成績も優秀で、表彰された多くの賞状や盾を見せていただきました。
    髪の毛の一部を残して剃っているのは、尼さん(お坊さん)になる儀式をしたのでしょう。
    この頭だと男の子にも見えますが全員が女の子です。
    ベトナムも日本と同じで、女子サッカーの人気もどんどん上がっているようです。
    たくさん練習して試合ができるようになるといいですね。

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バサックスラム(孤児院)

  • 場所:カンボジア コーロカ郡
  • 子供の数:35人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:ゴミで溢れかえるドブ川に小屋を建てて生活しているスラム街にある孤児院です。
    非常に厳しい環境の中、満面の笑顔で生きている子ども達に惹かれ、2014年には、私達から職業訓練施設を建設しました。
    そして2015年には、トイレ・シャワーを設置。
    更に私達の事務所もこの施設に中に建てた、いちばん縁が深い施設です。
    子ども達はダンスが得意で、その技術はプロ並みです。
    イベントやお祭りに招かれたり、テレビのコンテストでも優勝したこともあります。
    こうした努力家の子ども達なので、このサッカーボールで毎日練習をして、どんどん上達することでしょう。

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SCADP(孤児院)

  • 場所:カンボジア プノンペン市
  • 子供の数:33人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:ここは主にストリートチルドレンだった子ども達が暮らしています
    経済的に非常に厳しい環境で、育ち盛りの子ども達に一日二食しか食べさせることができないこともあります。
    それでも「路上生活や強制労働よりはずっといい」と、この施設で暮らせることを喜んでいます。
    非常に狭い施設で校庭もありませんが、駐車場には溢れんばかりの子ども達が集まり、ぶつかり合いながらサッカーを楽しんでいました。
    しかしこの施設も家賃が高くて維持することが困難になってしまい、2016年には直ぐ近くの物件に移転することになりました。
    やはり施設の収入も問題は切実です。

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スタンミエンチャイスラム

  • 場所:カンボジア プノンペン市
  • 子供の数:1,200人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:東南アジアで最大級のスラムです。
    そして2016年に大変な悲劇が起きました。
    このスラムの子ども達を半日だけ保護していた小学校が突然の廃校になったのです。
    土地のオーナーが、学校に何の相談もなく土地を売ってしまい、子ども達は一瞬で行き場を失い、 毎日スラムにいるだけの生活に戻ってしまったのです。
    そんな時期でしたが、サッカーボールを届けた日は、皆が集まってくれました。
    地域にあるNGOが場所を貸して下さり、 そこで久しぶりに思う存分遊んでいました。
    今はとても辛い時期でしょうが、サッカーボールを届けたことで少しでも笑顔が見られて安心しました。

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バークン(スラム)

  • 場所:カンボジア プノンペン近郊
  • 世帯数:20世帯位、全体で100人位
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:全体で100人の比較的小さいスラムです。
    危険なスラムも多い中、ここの人々はみんな穏やかで私たちも安心して訪問しています。
    主な仕事はゴミを拾って売ること。しかし朝から晩まで家族でゴミを拾っても一日700円程度にしかなりません
    そんな環境でも子ども達は学校の先生になりたいとか、警察官になりたいとか、素敵な夢を持って元気に生きています。
    男の子も多いのでサッカーボールに飛びついてきました。
    そこら中に空きビンやガラスの破片が落ちている場所なのが心配です。
    裸足やサンダルの子も多いので、なるべくゴミを片付けて気を付けてサッカーをするよう注意しておきました。

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ロルゥスラム

  • 場所:カンボジア プノンペン市 ロルゥ村
  • 世帯数:全体で400人位
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:このスラムの近所には、20年程前に日本人が建てたという小学校がありました。
    ここのスラムの人々の多くもその学校で学んだ卒業生です。
    そんな場所だからか、カンボジアの多くの人が親日ですが、更に親しみを持って接してくれる居心地の良い場所でした。
    しかし貧困は切実です。サッカーボールに空気を入れてくれたバイク屋の子供は、聴覚と内臓に障害を持っていましたが、病院に行くお金はないということでした。
    人口肛門なので、菌の感染も心配なところです。
    そしてその子も含めて、サッカーボールには大喜びでした。
    男の子も女の子も一緒に早速ゲームをしていました。

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バンコッスラム

  • 場所:カンボジア プノンペン近郊
  • 世帯数:100世帯以上
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:殆ど電車の通らない線路沿いにあるスラムです。
    薬物やアルコール中毒者も多い危険なスラムですが、そんな大人と同じ環境にいる子ども達が心配になります。
    前はかなり警戒していた場所ですが、今では村長さんが警察の警護を付けてくれる等の協力をして下さっているので、安心して活動することができます。
    サッカーボールにはもちろん大喜びでしたが、ケンカや泥棒も多いので、村長の事務所に預かってもらうことにしました。
    子ども達にはサッカーをする時は、村長か地域のリーダーからボールを貸りて、終わったら必ず返すという約束で渡してきました。

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子供の村学園(孤児院)

  • 場所:タイ カンチャナブリ県
  • 子供の数:123人
  • 寄贈したボール:約10個
  • 施設紹介:大自然の中にある孤児院です。
    この施設は、タイでは古い歴史と実績がある“タイの子供財団”が運営しており、更に校長のラチャニー先生は、タイ国社会福祉分野では国家優秀者にも選ばれている方です。
    この施設と、この校長先生がタイの福祉の模範的な役割を担っているとも言えますので、この施設にサッカーボールを届けることができたことは、日本とタイをボールで繋ぐ大きな懸け橋となったのなら幸いです。
    ここの子供の中では、孤児という立場を乗り越えて、サッカーのカンチャナブリ県の選抜選手になっている子がいるのです。
    大変な努力をしたのでしょうし、皆の模範と目標ですね。

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2016年3月の活動はここまでです。
サッカーボールを配るプロジェクトは、この後も随時進めてきます。

プロジェクトの一覧はこちら 緑の三角



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