ラオスのサポート孤児院3【フレンズ】

施設より

  • ラオスだけでもおそらく3,000人のストリートチルドレンがいて、まだまだ保護しきれていません。
  • たくさんの子供を保護するには、施設の拡大が必要です。
  • そして子供を保護するだけでなく、将来の自立のため、勉強、技術の指導を行う必要があります。

職業訓練施設が一体となった孤児院

friendsというフランスに本部があるNGOは、東南アジア10ヶ所で活動しており、その特徴は孤児院だけでなく、将来の就職や独立するための技術を学ぶ施設まで併用して運営しているところです。

ラオスにも孤児院と同時にレストランやバイクの修理工場があります。

ここで調理や接客、男の子はバイクの修理技術を学んでいます。

東南アジアどこの孤児院も同じですが、目標は子ども達が将来就職できること、自立してくれることに向かって教育をしていますので、こうした一貫した教育は、とても子供の将来のためになっていることでしょう。

更にドロップセンターという施設では、ストリートチルドレンが自由にシャワーを使ったり、勉強することができます。

いつかは誰もが暮らせる施設にしたいのですが、ここに通う子共だけでも200人以上、現状としては、ここで生活しているのは約50人。

それ以外の子供は時間のある時には来ますが、あとは路上の生活に戻ってしまいます。


施設の風景① レストラン(makphet)

ラオス、保護された子供が働くレストラン

ラオスの首都ビエンチャンに保護された子ども達が働くレストランがあります。
子ども達が職業訓練、自立支援のために働いてます。


NGOフレンズ

運営しているNGOの本部は、フランス、東南アジア10ヶ所で孤児院と職業施設を運営しています。
料理はかなり高級感があり、ここで学べば、立派な料理人として社会に出られるでしょう。


ラオスNGOフレンズ

休憩時間にマンガを描いていました。女の子らしくお姫様の絵でした。


NGOフレンズ支援

レストラン内にあるお店では、子ども達が作った人形やアクセサリーを販売しています。
担当はフィンランド人のベニーさん。とても優しい方で休日なのに案内をして下さいました。


ラオス親の指導

こうした作業を子ども達だけでなく、その親にまで指導し、家庭全体の収入が上るよう支援しています。
親はいても貧困で子供を育てることができない家庭も多いので、こうしたシステムはとても大切です。


施設の風景② 保護施設(Peuan mit Center)

ラオス保護センター

ここは保護センター。ストリートチルドレン約200人を保護していますが、実際に生活しているのは約50人。
あとの子は、好きな時に来ますが、基本は路上生活です。


ラオスのストリートチルドレン

好きな時にきて自由にシャワーが使えて、勉強することもできます。
子ども達にとってとてもありがたい施設です。


ラオス子供支援

様々な関係施設の事務所が集まっているようです。
企画や商品開発の部門もりあります。
特に子ども達が作成するグッズには力を入れており、たくさんのサンプルがありました。


ラオスのストリートチルドレンの路上生活

通っている子の中には、シャワーだけは使いたいけど、勉強はしたくない子もたくさんいます。
また施設で暮らすとルールが多くなるので、路上生活の方がいいと思っている子も多いようです。


ラオスの孤児院

より多くの子供が生活できる施設が増えるよう、できる限りの支援を続けていきます。


ラオスにもおそらく3,000人のストリートチルドレンがいて、この施設の近くだけでも20人近くの子供が路上生活をしているのではないかとのお話しでした。

赤ちゃんから3才までの子は里親を探すのですが、里親希望と言いながらも人身売買などを目的としている悪質な人物も実際にいるので慎重に進めます。

里親希望の夫婦を先ずは、その村の村長が推薦し、その家庭に子供を預け一定期間でまた施設に引き戻します。それを何度か繰り返し確実な里親先に子供を出すとのことでした。

このNGOの就職支援チームは、このレストランや修理工場だけでなく、提携先のホテルや喫茶店にも就職を斡旋しており、独立を希望する子には、3ヶ月分の運営費を渡して独立支援をすることもあります。

また大学に行きたい子供には学費の援助もします。

親がいないのではなく、親はいるが経済的な理由で親と暮らせない家庭には、その親にも職業指導を行っており、裁縫、アクセサリーやバッグ作りなどで生活ができるよう支援するシステムもあります。

しっかりと自立までをサポートしている世界的な組織です。


施設概要

名称 フレンズ
所在地 ラオス ビエンチャン市
運営 NGO friends
設立 2004年~
子供の人数(男女比) 約50人
子供の年齢 0才~20才
スタッフの人数 子供の世話、営業、職業指導、就職斡旋・・多くの部署がある。
孤児院に来た状況 孤児、経済的理由、ストリートチルドレン
どのような人に育ってほしいか 仕事を覚えて自立した生活ができるようになってほしいです。
特に教えたい教育 英語、言語、エイズについて
進路 就職、中には大学に行く子もいる。
進路先の学費 NGOで負担する。
子供達はどんな仕事を目指しているか 調理師、バイクや車の修理工
実際に卒業生はどんな仕事をしているか レストラン、修理工場、喫茶店、ホテル
子供達が好きな遊び マンガ、イラスト
足りない物資 孤児院の増加
必要な備品
修理したい場所
食事の問題 寄付金で食材の不足分を補っています。
医療の問題 薬が足りていません。
精神的な問題
教育上の問題
その他、学校が抱える問題 まだ保護しきれないストリートチルドレンがたくさんいます。
日本人は来ますか ほとんど来てないと思います。
どの国からの支援が多いですか フランス
次に来た時に求めるもの 寄付金
日本(世界)に伝えたいこと 孤児が将来のために働く姿を見てほしい。
当日対応者 ベニーさん(ラオス担当のフィンランド人)

※以上は実際に行って直接お伺いし、更に後日、現地人スタッフが電話やメールで再確認したもの、または施設のホームページやパンフレットに記載されている内容で構成されております。

それでも翻訳者の解釈や現在の状況によっては、若干内容が変わっている可能性もあります事ご了承下さい。


※当ページに掲載してある写真は、全て当財団が撮影したものです。

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